教科書を考える呉の会
―未来への架け橋―


「呉の教科書について、私たちはこう考えます。」

私たちは、呉で育つ子ども一人ひとりが、自ら知的探究心を持ちながら地球市民となるべく学習することで、
より豊かな次世代の文化を築いてほしいと願っています。そして、その子どもたちを育む教育は、真実と
平和への希求に貫かれたものであってほしいと思います。

しかし、呉市教育委員会は、2012年度から中学校で使用する教科書として育鵬社版歴史と公民教科書を
採択しました。

このうち歴史教科書は、悲惨な体験をふまえた過去の戦争への反省はなく、「大東亜戦争」という呼称で
アジア・太平洋戦争をアジアの人々へ勇気を与えたと賛美しています。

そして、二度と戦争はしない国をめざした平和憲法を、占領下、GHQによって押し付けられた憲法であるとし、
子どもたちに憲法を「改正」することを煽っています。また、

公民教科書では、国民主権よりも天皇を重視し、個人の尊厳よりも国家を優先させる内容で、
子どもたちを戦争する国の担い手として育てようとしています。

さらに、東北大震災によって取り返しのつかない被害を出し続けている原子力発電所の記述について、
増大するエネルギー需要をまかなうものとして期待するというもので、
読めば読むほど次世代を担う子どもたちには渡したくないと思う内容です。

私たちは、4年後に「育鵬社の教科書」を再び子どもたちに渡さないこと、2012年度からこの教科書を
使うことになる子どもたちについては、なるべく大きな影響が出ないようにすることを大きな目標として活動
していきます。

そのために、子どもと教科書をとりまくさまざまな問題について関心を持ち、行動する市民、これから考えて
いこうとしている人々や団体と大きく手をつなぐグループをつくることにしました。

以上のような私たちの考えにご賛同いただき、多くの市民、団体のみなさまにご参加いただけることを心より
願っています。(2011.12.17)  


 
 あらためて考える教科書問題
(2015.1.18)
 育鵬社教科書採択問題
教育の中立公平性を考える

(2013.12.8)
 HP:解毒の棚 教科書採択問題
県民ネットワーク
総会・学習会in尾道
(2013.7.7)
 
呉の中学校教科書
採択問題を考える
市民集会

(2013.3.16)
知っていますか
呉市が子どもに渡したくない
教科書を採択したことを
(2011.11.11)
 
 
 加入 教科書を考える呉の会への新規(継続)加入のご案内  201.11.19. 
 規約  教科書を考える呉の会〜未来への架け橋〜規約 2011.12.17

ニュースレター

018号 「子どもにわかりやすい教科書を」呉教委へ要望書提出     
017号 育鵬社版が採択されるような調査方法がとられているという問題点   2013.11.27  
016号  2013教育の集い(名古屋) 2013.9.14  
015号 教科用図書展示について・第六潜水艇の話 2013.6.13  
014号 呉の中学校教科書採択問題を考える市民集会 2013.3.16  
013号 「太平洋戦争」 2013.1.19  
012号 「日露戦争」 2012.12.2  
 011号 「アジアの中の日本(日清戦争)」  2012.10.21  
 010号 「領土問題」  2012.9.23  
 009号 「世論とマスメディア」  2012.8.18  
 008号 「人類のおこり」を読み比べてみよう  2012.7.22  
 007号 「古事記・日本書紀」  2012.6.28  
 006号 「原発」について読みくらべてみよう  2012.5.28  
 005号 「子どもの権利」を読み比べてみよう  2012.5.12  
 004号 「神話と伝承」を読み比べてみよう   2012.3.29  
 増刊 「男女平等」を読み比べてみよう
「自衛隊」を読み比べてみよう
 2012.2.18 ・2年前には5位(歴史)6位(公民)の育鵬社がなぜ1位に!?そのカラクリは・・・?
・教科書採択にかってない教育介入
・4年後、子どものための教科書を取り戻すために
・Q&Aコーナー「そもそも育鵬社など、「つくる会」系教科書とは・・・」
 003号 「母親(中3・中1・年少)の思い」  2012.2.18  
 002号 「平和」   2012.1.7  
 001号 「平等権・男女平等」   2011.12.4  

解毒の棚

子どもたちを戦争へと導く
“あぶない教科書”(育鵬社・自由社「歴史・公民」教科書)の
“毒”から子どもたちを守るために、

教科書をつかいながら、別の教材も取りあげ、社会の多様な
見方を教えることによって、育鵬社・自由社の教科書がまき
散らす「毒」から子どもたちを守りましょう。

この「解毒の棚」では授業で実際につかえる教材を紹介して
いきますので、現場でどしどし活用してください。
 

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